美術が表す「空間」―幼児の絵はなぜ天才的なのか?(アート講座いろは塾Ⅱ) |
「アート鑑賞いろは塾」第2回は〈絵画が表現する空間〉がテーマです。
西洋絵画における遠近法、明暗法、東アジア絵画の空間描法、日本の江戸期絵画の特徴などを解説します。専門用語は「遠近法」「明暗法」ぐらいのものです。中国の水墨画には「三遠法」というのがありますが、この用語は使いません。もしお望みならば、いま流行のフェルメールの絵の意義についてお話しすることもできます。
「幼児の絵はなぜ天才的なのか」では「絵画の枠と中心」ということについて解説を試みます。「岡本太郎の絵はなぜつまらないのか」ということの説明にもつながります。
〈お薦め美術展〉は国立新美術館の『「具体」展』と日本民藝館のバーナード・リーチ展です。ご覧になられた方の感想や質問を軸として、フリートークで進めます。
『「具体」展』は戦後日本の関西で活躍した前衛美術グループの記録、バーナード・リーチ展はやきものの展覧会です。
講師:かたち21主宰 笹山央
『アート鑑賞いろは塾』全5回
第2回 8月18日(土)14:00~16:00
美術が表す「空間」―幼児の絵はなぜ天才的なのか
「空間」を見るということ/平面場での「空間」の表現方法/だまし絵と平面表現/枠(台)および「中心」の設定をめぐって―幼児の絵はなぜ天才的なのか
【推奨展覧会】 [「具体」―ニッポンの前衛18年の軌跡 国立新美術館(7月4日~9月10日)]
[バーナード・リーチ展 日本民藝館(6月19日~8月26日)]
【講義の基本的な構成】
1.笹山央氏講義―1時間
2.参加者に展覧会を見てきてもらい、印象に残る作品を挙げて感想・コメントを述べ合います。ただし展覧会を見るかどうかについては各人の自由意思とし、強制はしません。―1時間
(計2時間)
【要予約】
各回 2,500円(茶菓子付※マイカップをご持参ください)
【お問合せ・ご予約】
かたち21→giftef@nifty.com
可喜庵→kakian@suzuki-koumuten.co.jp